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職業適性検査

 
 職業適性検査は一般的に、個人がどのような職種にふさわしい能力や資質を持っているかを検査して判断するためのものですが、本来は企業が社内で行なわれる人事異動のときに、自社の社員を自分の能力に適した部署に配置できるようにするために考案されたものです。

職業適性検査は、今まで企業という組織内での適材適所の把握や組織の活性化にツールとして大きく貢献してきましたが、それが現在では就職用としても使われるようになりました。

就職用の職業適性検査の一つに、GATという筆記試験によって行なわれるものがありますが、これはほとんどの仕事に共通して求められる、企業人として備えるべき基本的かつ一般的な能力を測定して検査するものです。

このGATによる適性検査を実施すると、その結果がはっきりと表われ、受験者の能力を確実に判断することができるので、企業側では応募者に対して、一定の基準を設けてそれ以下は切り捨てるためにGATを用いているところがたくさんあります。

また就職用の職業適性検査にSPI2と呼ばれるものもありますが、これは総合適性検査とも言われ、総合的に人物を評価するために行なわれるもので、最も多くの会社で実施しています。

検査には能力適性検査と性格適性検査の二つがあって、能力適性検査は国語と数学、性格適性検査では行動、意欲、情緒、性格の4つの側面から測定して判断します。
職種や仕事の内容に対する適性の他に、応募者の人柄を把握するのにも役立つことが、多くの企業で取り入れている理由です。
SPI2はGATに比べて、適性検査の結果によって直接ふるい分けられることはないと思いますが、企業によっては能力よりも、人格や人柄を重視しているところもあり、そういうところでは、SPI2による総合適性検査の結果は格好の判断材料になると思います。

なぜなら簡単な書類審査や学習能力を見るための筆記テスト、また面接などではわかりにくい個人個人の本質的な資質がSPI2の結果に表われるので、会社側としては貴重な資料として活用することができ、それがまた会社の狙いでもあるわけです。

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